日本マンガ学会 第11回大会(高知市文化プラザかるぽーと)


日時 2011年7月2日(土)・3日(日)
会場 高知市文化プラザかるぽーと(高知県高知市九反田2-1)

日本マンガ学会第11回大会(高知大会)プログラム

7月2日(土)
12:00 参加者受付開始 <会場:2階「小ホール」前>

13:00 開会 <会場:2階「小ホール」>

開会あいさつ:尾﨑正直[高知県知事]

13:10~16:20 研究発表 <会場:2階「小ホール」/7階「展示室5」/7階「展示室4」>

口頭発表(1) 会場:2階「小ホール」

    • 中川裕美[名古屋大学大学院] 少女マンガの「戦う少女」にみるジェンダー規範:『リボンの騎士』から『美少女戦士セーラームーン』まで
      西原麻里[同志社大学社会学部嘱託講師] 初期「ボーイズラブ」マンガの表現と社会的機能
    • 岩下朋世[京都精華大学客員研究員] 少女向けストーリーマンガの揺籃期―先駆者としての石田英助―
    • 足立加勇[学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程] 五十嵐かおる作品における瞳の巨大化の過程
    • 金素媛[立命館大学先端総合学術研究科] 新しい媒体としてのインターネットマンガの表現についての考察――韓国の女性向けのマンガを中心に

口頭発表(2) 会場:7階「展示室5」

    • 徐園[中国人民大学] 戦前における新聞連載子ども漫画
    • 市毛史朗[大阪成蹊大学 芸術学部 情報デザイン学科講師] アンダーグラウンド・コミックスの起源――諷刺画家たちの観察眼
    • 菅谷充[早稲田大学人間科学部] マンガ初学者のための4コママンガeラーニングコースの設計と実践
    • ウンサーシュッツ・ジャンカーラ[一橋大学大学院社会学研究科] マンガにおける文字表現の視覚的区別とその役割について――手書きの台詞・考え事・コメントを例に
    • 小野耕世[マンガ評論家] 横山隆一のファンタジー・コミックス

ポスター発表 会場:7階「展示室4」

    • 中川祐志[芦屋大学大学院・教育学研究科教育学専攻・博士後期課程] アスペルガー症候群支援におけるシンボルの必要性について:視覚化された対象物への「信仰」とオタク文化における「萌え」との関連性の考察から
    • 菅谷充/すがやみつる[早稲田大学人間科学部/マンガ家] マンガが人に与えるポジティブな影響――ツイッター・ユーザーに見るマンガと人生の関わり
    • 松井哲也[神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻非線形科学研究室] 束とラフ集合を用いた四コマ漫画における図地関係の検証――美水かがみ「らきすた」を一例として
    • 羅榕榕[京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程] メインストリームのない国のオルタナティヴ・コミック――グローバル化時代における「独立漫画」についての研究
    • 具本媛[京都精華大学大学院芸術研究科] マンガ制作における文字の影響――マンガ『Reverse Point』の制作を通じて

16:30~17:30  フォーラム「表現規制問題を考える」 <会場:2階「小ホール」>

17:35~18:45  総会 <会場:2階「小ホール」>

19:00~21:00  懇親会 <会場:1階「タンドルターブル」>

21:30~23:30  合宿座談会

会場:サウスブリーズホテル1階「カフェ・ワッフルズ」
※日本マンガ学会会員のみ参加可能・事前申込制

7月3日(日)
9:00 参加者受付開始 <会場:2階「小ホール」前>

10:00~15:30 シンポジウム「マンガと地域性(ローカリティ)」 <会場:2階「小ホール」>

マンガは地域性をどのように描いてきたのでしょうか。「土佐の一本釣り」、「博多っ子純 情」、「まんだら屋の良太」など、独自の伝統を持つ地方の文化、その生活、その言葉を、生き生きと描く青年マンガがある時期に集中して現れたのはなぜで しょうか。そこには、戦後の日本の社会における都市と地方の関係の問題が見えてきます。
そして今、日本の社会空間がさらに大きな変容を遂げつつある中で、マンガは、都市/郊外/地方の地域性に、新たなアプローチを始めているようです。私たち が生きる場所のリアルに向き合うマンガの視線に、当事者である作家のお二人とともに、迫るシンポジウムです。

10:00~12:00 <第1部「<地方>の発見」>

パネリスト:長谷川法世[マンガ家]
村上知彦[神戸松蔭女子学院大学教授]
宮本大人[明治大学准教授]

【昼休み12:00~13:30】
※昼休みを利用して、7階「展示室4」ポスター発表会場にて、発表者による説明および参加者との情報交換の時間を設けます。また同じく「展示室4」にて、シンポジウムに関連した資料展示も行っております。ぜひお立ち寄り下さい。

13:30~15:30 <第2部「全国に広がる地方/地元マンガ」>

パネリスト:こうの史代[マンガ家]
金水敏[大阪大学大学院教授]
ヤマダトモコ[明治大学米沢嘉博記念図書館スタッフ]
吉村和真[京都精華大学准教授]

15:35~16:35 「高知のマンガ、マンガの高知」 <会場:2階「小ホール」>

報告者:祖父江建樹[「あったか高知」まんがフェスティバル実行委員会副会長・高知県立山田高等学校教諭]
奥田奈々美[横山隆一記念まんが館学芸員]

16:35 閉会 <会場:2階「小ホール」>

閉会あいさつ:呉智英[日本マンガ学会会長]

第11回大会 研究発表募集について

日本マンガ学会第11回大会の研究発表を募集致します。
第11回大会より口頭発表に加えてポスター発表を個別発表として正式に導入します。個人発表のほか、数本の発表で構成するラウンドテーブル形式でのエントリーも募集します。発表希望者は下記の「個別発表原稿作成要領」、「ポスター発表の導入について」を参照の上、発表内容を「原稿作成用テンプレート」に記載し、電子メール、もしくは郵送にて事務局までお送り下さい(電子メール推奨)。

要領:個人発表はA4×2枚以内、ラウンドテーブルは全体趣旨A4×1枚と、発表一本につきA4×1枚とする。
申し込みの際に、発表者名(「ラウンドテーブル形式」の場合は発表者・司会者すべて記載のこと)、連絡先、希望する発表形式(「口頭発表」・「ポスター発表」・「ラウンドテーブル」)を記載。
応募資格:学会員
テーマ:自由
宛先:学会事務局
締め切り:2011年4月1日(金)必着
個別発表原稿作成要領 (PDF形式)
研第発表エントリー要領(PDF形式)
ポスター発表の導入について(ご案内)(PDF形式)
原稿作成用テンプレート (Microsoft Word形式)

第11回大会 奨学金公募について

本大会につきましては、篤志家の方から大会参加者のための奨学金の申し出がありました。受給希望者は以下の要領をご覧の上、お申し込みください。

大会奨学金公募要領 (PDF形式)

・申し込み期間:2011年3月20日(日)~4月1日(金)(期間内必着:早すぎ・遅すぎ不可)

日本マンガ学会2011年度大会(第11回)テーマ募集について

※応募は終了しました。

日本マンガ学会第11回大会(2011年7月開催予定)のテーマを募集致します。
寄せられましたご提案は、次年度大会の検討を行う第66回理事会(2010年10月2日予定)にて、参考意見と致します。
ご提案やご意見は必ず文書にまとめて郵送やファックスあるいはメールで9月27日(月)必着にて事務局へお送り下さい。

カテゴリー: 大会