海外マンガ交流部会 第12回例会公開研究会


日本マンガ学会海外マンガ交流部会 第12回例会公開研究会

日時:2019年7月7日(日)13時~18時
場所:専修大学神田キャンパス7号館731教室
(会場までのアクセス)
(共催:専修大学現代文化研究会)
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<プログラム(13時~18時)>

・13時~14時【講演①】
パトリック・ガルブレイス氏(専修大学/国際日本研究・文化人類学)
「『おたく』の研究について――ジェンダー、現実と虚構、そして政治」

・14時20分~15時【研究報告①】
小田切博氏(ライター、アメリカンコミックス研究家)
「石井柏亭にとっての『美術』と『漫画』」

・15時~15時40分【研究報告②】
椎名ゆかり氏(翻訳家/出版コーディネーター)
「ストーリーマンガという言葉の意味するもの」

・16時~17時【講演②】
森田直子氏(東北大学/フランス語圏文学・比較文学)
「新刊著書『「ストーリー漫画の父」テプフェール――笑いと物語を運ぶメディアの原点』(萌書房、2019)をめぐって」

進行・ディスカッサント]
原正人氏(翻訳家)
鈴木・CJ・繁氏(ニューヨーク市立大学/カルチュラル・スタディーズ)
17時~18時 ディスカッサントとフロアを交えた討論

(企画概要)

本年度の公開研究会は専修大学現代文化研究会との共催により、The Moe Manifesto (2014) などの著書を持ち、Otaku and the Struggle for Imagination in Japan (Duke University Press) を2019年に刊行予定であるパトリック・ガルブレイス氏、および、『「ストーリー漫画の父」テプフェール――笑いと物語を運ぶメディアの原点』を刊行されたばかりの森田直子氏による講演2件を軸に、「マンガ(漫画)」の歴史を世界的視野で検討する研究発表2件を含むプログラムを通して、海外の視点から日本のマンガ(とその周辺領域の)およびマンガ研究を捉え直すことを目指します。とりわけ、テプフェールの足跡および森田氏の研究書をどのようにマンガ研究に応用できるかをめぐりディスカッサントとともに意見交換を展開します。
海外マンガ交流部会の特性を活かし、多様な視点による対話型研究会を志向するものです。どなたでもご参加できます。ぜひ多くの方々にお越しいただけますように!

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