アズ50年展 ~マンガ同人の半世紀~


[会場]米沢嘉博記念図書館1階展示室
[会期]2016年6月10日(金)~2016年10月2日(日)
[時間]平日(月・金のみ) 14:00-20:00 /  土・日・祝 12:00-18:00
[入場料]無料
[休館日]火・水・木(祝日の場合は開館)
※特別整理などで休館する場合があります。
当館HPで確認、または開館日時に電話にてお問い合わせください。

お問い合わせ:米沢嘉博記念図書館
〒101-8301 東京都千代田区猿楽町1-7-1
TEL 03-3296-4554

 

※作品保護のため以下の日程で壁の展示替えを行います。
第1期 6月10日(金)-7月4日(月)
第2期 7月8日(金)-8月1日(月)
第3期 8月5日(金)-8月29日(月)
第4期 9月2日(金)-10月2日(日)

※2階閲覧室(有料)にアズ関連本コーナーを設けています。
オフセット版『あず』、アズメンバーデビュー作掲載誌等。

 

九州を中心に活動し続けてきたマンガ同人誌グループ「アズ漫画研究会」。コミックマーケット準備会代表を長年務め、当館コレクションを旧蔵していた故・米沢嘉博氏もメンバーでした。1966年秋から50年続いているこの研究会の、草創期から現在まで――。「肉筆回覧誌」「ガリ版」「湿式コピー(青焼き)」「乾式コピー」を経て「オフセット印刷」へと、ひとつの漫画研究会のあゆみを通して、同人誌の歴史の全貌に迫ります。文月今日子、陸奥A子など、アズに所属するプロ作家の代表作原画や若手の活躍などを紹介します。

アズとは・・・
1966年秋、北九州市立思永中学校2年の教室でアズ漫画研究会は壁新聞『アズ』の形で誕生した。名前の由来は、習いたての英語の「as~as」の、まずはみんな同じレベルにと言う願いを込めてのもの。きっかけは、クラスの中に時代劇の漫画を描く同級生がいたこと。二人で壁新聞に漫画を連載していた。そんなある日、その同級生が持ってきた月刊『COM』5号に衝撃を受け、新聞ではなく漫画の本を作りたくて人集めをした。会長は、皆で行うことで特に置かず、架空の人間「草木承一」ということでスタートした。同人誌『アズ』の創刊号は、1967年7月にすべて『COM』のデザイン編集を意識して作り上げた。情熱だけは強く持っていた。当時はコピーもない時代、印刷もガリ版印刷が主流であったため、原稿をそのまま綴じ合わせた肉筆回覧誌で製本。今のような50年も続く漫画同人グループになろうとはその時は想像すらできなかった。
アズ漫画研究会 初代会長 草木承一

■関連イベント

(1)アズ-好きでマンガを描いてたら、うっかり50年!-
出演:田中時彦(アズ創設メンバー、北九州市漫画ミュージアム館長)
文月今日子(マンガ家、アズメンバー)
日時:6月19日(日) 16:00-17:30
場所:明治大学米沢嘉博記念図書館 2階閲覧室
料金:無料
※会員登録料金(一日会員300円~)が別途必要になります。

『アズ』の創刊メンバーであり、現北九州市漫画ミュージアム館長の田中時彦氏と、アズに所属しマンガ家として大活躍する文月今日子先生をお迎えし、創刊当初の『アズ』や、マンガを描き続ける楽しさ、アズメンバーであった、故・米沢嘉博氏(元コミックマーケット準備会代表、マンガ評論家)についてもお話しいただきます。

(2)アズの50年、マンガ同人の50年
出演:伊藤明生(アズ代表)
中村公彦(コミティア実行委員会代表、『ぱふ』元編集長)
日時:8月6日(土) 16:00-17:30
場所:明治大学米沢嘉博記念図書館 2階閲覧室
料金:無料
※会員登録料金(一日会員300円~)が別途必要になります。

50年続く同人グループアズの現代表伊藤明生氏と、30年続く創作同人誌即売会コミティアの運営代表の中村公彦氏をお迎えし、アズが長く続いている理由、同人活動の魅力などについてお話しいただきます。

(3)アズの新世紀、二世代にわたる活動の秘訣
出演:たおゆか(イラストレーター、アズメンバー)
しいたけ(イラストレーター、アズメンバー)
日時:9月3日(土) 16:00-17:30
場所:明治大学米沢嘉博記念図書館 2階閲覧室
料金:無料
※会員登録料金(一日会員300円~)が別途必要になります。

初期メンバーの子供や、子供と同世代のメンバーの活動によって盛り返したアズ。新世代メンバーたおゆかさん、しいたけさんをお迎えし、ご自身や、アズの活動についてうかがいます。

各イベントの詳細は、後日当HPやツイッターなどにて告知します。

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