海外マンガ交流部会 第6回例会・カトゥーン部会2013年度第1回 研究会・関西交流部会 第83回例会


「海外の新聞マンガの世界」
日時:2013年6月23日(日):13時~17時30分
場所:京都国際マンガミュージアム

【講演(日本マンガ学会カトゥーン部会からの招待講演)】13時~14時10分
・茨木正治(東京情報大学/日本マンガ学会カトゥーン部会)
「新聞マンガ研究の動向」
・秦美香子(花園大学/日本マンガ学会カトゥーン部会)
「フィンランドのコミック文化と新聞マンガ事情」

【研究発表】14時15分~15時25分
・三浦知志(東北大学/初期アメリカコミックス研究者)
「初期アメリカ新聞コミックの見取り図」
・ロン・スチュワート(県立広島大学)
「被災のテーマを通して探る近年の日米政治漫画の比較」

【シンポジウム】15時40分~17時20分
「初期アメリカ新聞コミックスの世界」
・小野耕世(日本マンガ学会会長・海外マンガ交流部会代表/マンガ評論家)
・三浦知志(東北大学/初期アメリカコミックス研究者)
・柴田元幸(東京大学/翻訳家)
・司会/中垣恒太郎(大東文化大学/アメリカ文化研究)

概略

「海外マンガ」と一口に言いましても、時代、国籍、言語、ジャンルなどその対象は多岐にわたります。その中で、海外マンガ交流部会第6回例会では、「新聞マンガ」に注目し、海外マンガの多様性を探っていくことにします。新聞マンガは長い歴史を持つジャンルであると同時に、様々な文化の中で定着してきたものであり、時代や文化を比較考察するうえで格好の素材となるものです。
日本マンガ学会カトゥーン部会との連携を仰ぐことにより、第1部では「海外の新聞マンガ」の歴史や研究動向を確認していきます。第2部ではシンポジウム「初期アメリカ新聞コミックスの世界」として、『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』の監訳者・柴田元幸氏をお招きし、小野耕世氏、三浦知志氏と共に「アメリカ初期新聞マンガ」の世界の魅力をラウンドテーブル形式により縦横無尽に語っていただきます。
京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センターではこれまで、海外のマンガ文化も精力的に紹介してきました。今回は、日本マンガ学会海外マンガ交流部会および女性MANGA研究プロジェクト、創元社との共催で、海外の新聞マンガ研究の動向を紹介・分析する講演、シンポジウムを通じ、「海外新聞マンガの世界の魅力」について考えたいと思います。