著作権部会 2004年第1回研究会


〔日 時〕 2005年3月10日 午後6時~9時
〔場 所〕 日本弁理士会館第3会議室
〔出席者〕
秋田孝宏、牛木理一、大家重夫、金井重彦、龍村全、堤健太郎、内記稔夫、馬場巌、米沢嘉博、三木宮彦(三木は当日はオブザーバーなるも、本学会の会員になることを約束)  以上10名
〔議 事〕
本学会発足当初からの行きがかりから、牛木理一氏が座長となり、研究会を進行した。
1.第1回の会合にあたり、出席者が現在問題にしている著作権関連の問題点をフリートーキング形式で出し合い、今後の研究会の方針を決めることにした。
マンガの作られ方が、法律関係者を含めた一般人によく知られていない。そのため、マンガ家の目からは明らかなキャラクターの盗用が裁判で認められなかった り、原作者とマンガ家との関係が実情を反映していないと思われる判決が出されている。これにはストーリーマンガの編集担当者が、2人の作家の背後にからん でイニシアティブを握っている場合が多い。
したがって、マンガ制作の諸事情を知ることは、マンガの著作権問題を考察するために必須である。
そこで、著作権部会は、最初の作業としてマンガ製作過程の実情を知り、いくつかの類型を見い出し、分類することにし、それに適う契約書のひな型を部会として提唱できないかということを当面の目標とする。
また、著作権関係の様々な情報を集めて全員に提供することが、本部会としての役割ではないかとの意見が出た。
また、著作権関係の紛争を処理するための仲裁機関(ADR)の設立の必要性の意見も出た。

2.内記稔夫氏から、今年1月1日から貸本屋に対しても問題とできるようになった著作権者の「貸与権」について、平成12年1月1日以前に「貸本屋」とし て営業を開始し、転廃業せず、現在まで継続して営業し、貸し出したい書籍が1万冊以下の店の場合は、今後も無償で出版物を貸本として使う許諾を得られると の合意が、貸本権連絡協議会(代表:藤子不二男A)と全国貸本組合連合会(代表:内記稔夫)との間でなされ、現在その資格を有する貸本店の確認の事務的作 業が続けられているとの報告がなされた。

3.次回は4月中に行う予定ですが、決まり次第連絡します。

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