海外マンガ交流部会 第7回海外マンガ読書会


アート・スピーゲルマン『マウス アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』
小野耕世訳(パンローリング社、2020年)

日時:2021年1月16日(土)19時~21時
場所:オンライン(Zoom)/URLは追ってお送りします

※以下の登録フォームにお名前(ニックネームやハンドルネームも可)とメールアドレスをご記入の上、「送信」ボタンを押してください。 追ってZoomの招待URLをお送りします。

【登録フォーム】

 第7回読書会の対象作品としてとりあげるのは、グラフィック・ノベルの古典『マウス アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』(原書の刊行は第1巻1986年、第2巻1991年)です。晶文社から『マウス』・『マウスⅡ』(小野耕世訳)として刊行されていましたが(『マウス』・『マウスⅡ』)、2020年に「完全版」としてあらためて復刊がなされました。

 『マウス』は、ホロコーストのユダヤ人生存者である作者自身の父の人生をめぐる物語です。グラフィック・ノベルの手法をとおして、アウシュヴィッツにまつわる歴史や家族を描いたこの作品は、マンガ史および文学史においてきわめて高い評価を得てきました。
 ユダヤ人をネズミ(マウス)、ドイツ人をネコ、ポーランド人をブタ、アメリカ人をイヌとして描く寓意的な視覚表現技法、グラフィック・ノベルとしての記憶や歴史の物語り方、後世に与えた多大な影響……など、さまざまな観点から、この名作をご一緒に味読してみませんか?

 名前は知っているがこれまで読む機会がなかったという人から、復刊を機に再読してみたいという方、読書会の存在が気になりながらも東京での参加ができなかった方、海外マンガに触れることがはじめてという方まで幅広く歓迎します。
 本読書会はどなたでも無料でご参加いただけます。
 上記の「登録フォーム」からお気軽にお申し込みください。

【対象テキスト】
 アート・スピーゲルマン『マウス アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語』
 小野耕世訳(パンローリング株式会社、2020年)
 *復刊版をテキストとしますが、晶文社版、原書での参加も歓迎します。

カテゴリー: 海外マンガ交流部会, 部会