マンガ研究 vol.29
発行年月:2023年3月
定価:本体1,800円+税
ISBN 978-4-8433-6461-1 C3379
ページ数:436
A5判並製
表紙:矢口高雄
『マンガ研究』は日本マンガ学会が編集・発行し、会員に配布している学会誌です。
また、ゆまに書房から全国の書店およびネット書店を通じて発売しています。
>>ゆまに書房
研究論文
- 宍戸左行「スピード・太郎」におけるテクノロジーとマルチスピードの表現論/陰山涼
- イエロー・キッドの「古さ」/鶴田裕貴
- テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第3シリーズにおける妖怪観の一考察―なぜ鬼太郎はリメイクされたのか―/坂本茜
- 「境界的存在としての動物」表象―『サザエさん』に描かれた猫に注目して―/秦美香子
- 手塚治虫『リボンの騎士』における「戦う少女」の表象―同時代の社会的・文化的背景を視座として―/神戸啓多
研究ノート
- 集中線が線画表情の感情認知に及ぼす影響/本多明生
- 地理的観点からうかがう成立期同人制作物即売会史の論―1960年代から1980年代初頭における創作ジャンルマンガ同人サークルと同人制作物即売会の空間分布を手掛かりに―/深川和純
- 食マンガにおける読者のノスタルジアの喚起について―食マンガ雑誌「思い出食堂」を対象に―/Liu Jintao
- 「漫画家の絵本の会」―漫画家が描く絵本原画展示会について―/森高光広
レビュー・論説
- Puckと『東京パック』、ちょっと見るだけ/小川正浩
レビュー
- Fusami Ogi, Rebecca Suter, Kazumi Nagaike, and John A. Lent (editors), Women’s Manga in Asia and Beyond: Uniting Different Cultures and Identities/ドラージ土屋浩美
- 鈴木雅雄・中田健太郎:編『マンガメディア文化論 フレームを越えて生きる方法』/森下達
- こうの史代、竹宮恵子、吉村和真『マンガノミカタ 創作者と研究者による新たなアプローチ』/竹内美帆
- 貞包英之『サブカルチャーを消費する 20 世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学』/池上 賢
日本マンガ学会 第20回大会
シンポジウム BLとメディア
第1部「BLのメディア史――少年愛・JUNE・やおい」
竹宮惠子/佐川俊彦/田亀源五郎/高口里純 司会 藤本由香里
第2部「「ボーイズラブ」の現在」
雲田はるこ/紗久楽さわ/三好久子/岡田夏実 司会 西原麻里
日本マンガ学会 第21回大会
シンポジウム「マンガ原画のいまと未来」
第1部「原画に託す」
倉田よしみ/竹宮惠子/バロン吉元/エ☆ミリー吉元 司会 伊藤剛
第2部「原画を託す」
大石 卓/ヤマダトモコ/イトウユウ/岡本正史 司会 表智之
第21回大会 研究発表タイトル・発表者一覧
カテゴリー: 『マンガ研究』