マンガ研究 vol.26



編集・発行:日本マンガ学会
発売:ゆまに書房
発行年月:2020年3月
定価:本体1,800円+税
ISBN 978-4-8433-5692-0 C3379
ページ数:289
A5判並製
表紙:©みなもと太郎/リイド社

『マンガ研究』は日本マンガ学会が編集・発行し、会員に配布している学会誌です。
また、ゆまに書房から全国の書店およびネット書店を通じて発売しています。
>>ゆまに書房

研究論文

  • 戦前・戦中期の『少年倶楽部』における孤児の物語
    ―海外児童文学の受容から田河水泡「のらくろ」へ―――(森下達)
  • 「クレイジー・キルト」におけるモダニズム絵画の影響
    ―コミック・ストリップはアーモリー・ショウにどう反応したか――(鶴田裕貴)
  • オスマン帝国時代の漫画に見られる庶民の不在
    ―近代化されつつある社会における西洋文化としての漫画の受容の様相――――(横田吉昭)
  • 英米コミック効果音(エコミメティカ)和訳の技法
    フランク・ミラー「ダーク ナイト リターンズ」を事例として――――(井島ワッシュバーン パトリック)
  • ラーメンをめぐる対立とコミュニケーション―「ラーメン発見伝」に見るマンガの可能性――――(白石真生)

報告

  • 『新寳島』の発行部数と版の異同について(菅佐知夫)

レビュー

  • 清水勲・猪俣紀子 著『日本の漫画本300年 「鳥羽絵」本からコミック本まで』(竹内オサム)
  • 森田直子『「ストーリー漫画の父」テプフェール 笑いと物語を運ぶメディアの原点』(鶴田裕貴)
  • 大塚英志『大政翼賛会のメディアミックス―「翼賛一家」と参加するファシズム』(松井広志)
  • 池上 賢『“彼ら”がマンガを語るとき、 メディア経験とアイデンティティの社会学』(金泰龍)
  • 稀見理都『エロマンガ表現史』(ガルブレイス・パトリック・W)
  • MK・サーウィック、I・ウィリアムズ、S・M・スクワイヤー、M・J・グリーン、K・R・マイヤーズ、S・T・スミス著、小森康永・平沢慎也・足立映子・奥野光・岸本寛史・高木萌訳『グラフィック・メディスン・マニフェスト マンガで医療が変わる』(小林翔)
  • ニシム・オトマズキン、レベッカ・スーター(編)『マンガの中に歴史を書き直す 国家のためになるストーリー』(アルト・ヨアヒム)

日本マンガ学会第19回大会 シンポジウム デジタル時代のマンガ

  • シンポジウム 時代を超える「時代劇」
    第1部 「歴史編」
    川崎のぼる/みなもと太郎/成瀬正祐/橋本 博  司会 宮本大人
    第2部 「現在編」
    みなもと太郎/崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵)/大柿ロクロウ  司会 吉村和真
カテゴリー: 『マンガ研究』