日本マンガ学会第17回大会(新潟市「クロスパルにいがた」)
日程:2017年6月24日(土)、25日(日)
場所:クロスパルにいがた(新潟市中央区礎町通3-2086)
大会参加費:会員 1,000円(1日につき)/一般 2,000円(1日につき)/学生(※要学生証提示、大学学部生以下) 1日目:500円 2日目:1,000円
(本イベントはマンガ学会会員でなくとも参加できます/事前申込不要)
懇親会参加費:一律3,000円
合宿参加費:1,000円(会員のみ)
日程
6月24日(土):会員による研究発表/総会/懇親会/合宿座談会
12:00~12:45 参加受付
12:45 開会宣言
13:00~16:25 研究発表 研究発表詳細
17:00~18:00 総会
18:30~20:00 懇親会
20:30~22:30 合宿座談会(※会員向け)
6月25日(日):シンポジウム「マンガとスポーツ」
シンポジウム詳細
9:30~10:30 参加受付
10:30~12:30 第1部「球技編」
14:00~16:00 第2部「格闘技編」
16:00 閉会宣言
研究発表一覧
口頭発表 6 月24 日(土) 13:00~16:25
第1会場:クロスパルにいがた3 階 多目的ルーム2
- [13:00 – 13:30]
久里洋二の漫画からアニメーションにおける芸術観についての考察―1950 年代~1960 年代を中心に
森下豊美[京都精華大学大学院マンガ研究科] - [13:35 – 14:05]
1990 年代の少女マンガにおける「過激な」性描写―すぎ恵美子から新條まゆへの継承と断絶
トジラカーン・マシマ[京都大学大学院文学研究科] - [14:10 – 14:40]
90 年代末における「ヴィジュアル系」二次創作
鈴木翠[京都精華大学大学院マンガ研究科]
第2会場:クロスパルにいがた3 階 308・309
- [13:00 – 13:30]
近藤日出造と雑誌『漫画』―太平洋戦争下の諷刺漫画
小野塚佳代[京都造形芸術大学文明哲学研究所] - [13:35 – 14:05]
「明治ポンチ本」版元の変遷とその文化的位置―視覚玩具から児童読物へ
鈴木麻記[東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース] - [14:10 – 14:40]
マンガの読みの視線行動と読み手の個人特性との関連性を探る
和田裕一[東北大学情報科学研究科]
三浦知志[東北大学情報科学研究科]
窪俊一[東北大学情報科学研究科] - [14:45 – 15:15]
石ノ森章太郎作品における鼻の描写について―「サイボーグ009」を中心として
伊藤景[日本大学大学院芸術学研究科] - [15:20 – 15:50]
日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」
清岡美津夫[NPO 三国志フォーラム] - [15:55 – 16:25]
発話の重なりとマンガ表現―文字テクストの内容・行為の構造とマンガ表現論の接続
大塚萌[千葉大学大学院人文公共学府非常勤講師]
第3会場:クロスパルにいがた4 階
- [13:00 – 13:30]
本事情教育におけるマンガ表現の利用―短期留学生を対象とする実践の観点から
池澤明子[西南学院大学留学生別科] - [13:35 – 14:05]
同人誌消費の考察
森島凌[龍谷大学国際文化学研究科] - [14:10 – 14:40]
鶴見俊輔はいかに漫画を捉えたか?―『漫画の戦後思想』の再検討を通じて
寺田征也[明星大学人文学部人間社会学科] - [14:45 – 15:15]
中国における日本漫画の文法の受容―中国最初の新型漫画雑誌『画書大王』をてがかりに
田莎莎[お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科] - [15:20 – 15:50]
〈伝記学習マンガ〉の人物選択と「有名性」をめぐって
山中千恵[京都産業大学現代社会学部] - [15:55- 16:25]
〈歴史科系学習マンガ〉の表現における「リアリティ」をめぐって
伊藤遊[京都精華大学国際マンガ研究センター]
ラウンドテーブル 6 月24 日(土) 14:45~16:15
第1会場:クロスパルにいがた3 階 多目的ルーム2
- [14:45~16:15]
カートゥーンが描くトランプ米大統領
茨木正治[司会、東京情報大学]
横田吉昭[FECO JAPAN]
ロナルド・スチュワート[広島県立大学]
ポスター発表 6 月25 日(日)12:30~14:00 (発表者によるプレゼンテーションと質疑応答)
会場:クロスパルにいがた3 階 302
- オタクのライフスタイルを構成する因子についての考察
―教育支援に役立つ新たな心理チェックシート作成に向けての試案
中川祐志[六甲カウンセリング研究所
シンポジウム「マンガとスポーツ」
スポーツマンガ——それは、戦後マンガにおいて連綿と受け継がれてきた一大ジャンルであり、今なお発展を遂げている人気ジャンルです。なかでも、野球やサッカーに代表される「球技」と、柔道やプロレスをはじめとする「格闘技」は、二大潮流として多くの作者が手がけ、読者を魅了してきました。実在の選手がマンガに影響を受けたという話もしばしば見聞します。スポーツマンガの歴史には、マンガ表現の発達史はもちろん、戦後日本の大衆文化史や精神史を重ねることも可能でしょう。
今回のシンポジウムでは、第一部「球技」に「球場ラヴァーズ」の石田敦子先生と「フットボールネーション」の大武ユキ先生が、第二部「格闘技」には地元・新潟のご出身でもある「女子柔道部物語」の小林まこと先生がご登壇。試合や練習を通じたキャラクターの成長、仲間やライバルとの切磋琢磨、スピードやパワーに溢れる身体表現など、それぞれの種目や時代に応じた作品の創意工夫について、熱く語っていただきます。
9:30~10:30 参加受付
10:30~12:30 第1部「球技編」
・石田敦子[マンガ家]
・大武ユキ[マンガ家]
・夏目房之介[学習院大学教授]/コメンテーター
・宮本大人[明治大学准教授]/司会
14:00~16:00 第2部「格闘技編」
・小林まこと[マンガ家]
・呉智英[マンガ評論家]/コメンテーター
・吉村和真[京都精華大学教授]/司会
大会研究発表募集
発表形式:口頭発表、ポスター発表、ラウンドテーブル
〆切:2017年4月1日事務局必着
募集要項:第17回大会 研究発表募集について(4/1〆切)
2017年2月11日 公開
2018年2月12日 最終更新