『ユリイカ 特集 古屋兎丸』


青土社
2016年3月1日発行
定価:1300円
ISBN978-4-7917-0306-7

[特集目次]
インタビュー
古屋兎丸 聞き手=可児洋介 / 信じる者の救いかた ファナティックなバランス感覚

古屋兎丸短篇マンガセレクション
河馬/走る顔/異形/たえこ/不思議の国のありす/さちこ/まりこ
古屋兎丸 / (久しぶりに読み返してみると―自作コメント)

祝福された黙示録
小泉義之 / 夢でもし逢えたら、素敵なことね
さやわか / 「かわいい世界」は可能なのか
最果タヒ / 美しいから好きだよ 他一篇

対談
伊集院光・古屋兎丸 / “光”クラブより応答あり

線に殺されないためのレッスン
永山薫 / 逆説的な、あまりにも逆説的な 古屋兎丸の初期作品を巡って
可児洋介 / 古屋兎丸と『月刊漫画ガロ』
杉本章吾 / 若手女性を象る線とイメージの所在 古屋兎丸、類型と引用

映画『ライチ☆光クラブ』
間宮祥太朗 聞き手=編集部 / ジャイボの愛情と酷薄
内藤瑛亮 聞き手=編集部 / 『ライチ☆光クラブ』の<新生>

救済と破滅の叙事詩
平田松吾 / 少年の世界への別れと鎮魂 『インノサン少年十字軍』
稲垣論 / 小さきもの達の囁きを聴け 『幻覚ピカソ』の精神分析
西田藍 / きっと、憎むものはおなじ

學蘭歌劇『帝一の國』
木村了 聞き手=編集部 帝一のおまつり
三津谷亮 聞き手=編集部 / 光明のあるところを目指して
喜安浩平 聞き手=編集部 / ダイアローグの横顔 ふたつの二次元からの跳躍

美しき者の革命劇
紙屋高雪 / 「政治的なもの」を浮かび上がらせる『帝一の國』をめぐる小考
日高利泰 / 異端の系譜(仮)

純粋なる生の一幕
可児洋介 / 古屋兎丸全マンガ単行本解題

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