日本マンガ学会第24回大会


日本マンガ学会第24回大会

画像:水木しげるの遠野物語 ©水木プロ

日程:2025年6月28日(土)研究発表・総会、6月29日(日)シンポジウム
場所:米子市文化ホール (鳥取県米子市末広町293)

主催:日本マンガ学会
協力:鳥取県まんが王国官房
後援:公益財団法人 とっとりコンベンションビューロー

参加費
会員:1,000円(1日につき)
一般:2,000円(1日につき)
学生(※要学生証提示、大学学部生以下)1日目:500円、2日目:1,000円
懇親会:3,000円(会員・一般共通)

※本イベントは日本マンガ学会会員でなくとも参加できます。(事前申込不要)
※オンラインでの配信は予定されていません。ご了承ください。

研究発表 要旨集(PDF形式)

(近日公開)

日程

2025年6月28日(土)
会員による研究発表(米子市文化ホール)/総会/懇親会

12:00~12:40 参加受付
12:40 開会宣言 [1階メインホール]
13:00~16:50 研究発表
17:00~17:45 総会 [1階メインホール]
18:00~20:00 懇親会 [ANAクラウンプラザホテル米子 2F大宴会場 飛鳥]
       会費3000円(会員・一般共通)   
※懇親会終了後、合宿座談会開催予定 (ライトニングトーク[5-10分で各自の研究アイデアをプレゼンすること]実施も検討しています)     

  • 書籍頒布 [オープンスペース]
  • チャイルドルーム  [2階メインホール]
    2部屋で各3組程度、お子様とともにメインホールを聴講できます。
2025年6月29日(日)
シンポジウム「ミステリアスTOTTORI」(米子市文化ホール 1階メインホール)

10:30-11:00 参加受付(定員500名先着) 
11:00-13:00 第1部「マンガと妖怪」
13:00-14:00 休憩
14:00-16:00 第2部「マンガとミステリ」
16:00 閉会式

エクスカーションツアー

6月27日(金) 15:00~18:30

15:00 水木しげる記念館(現地集合・各自で見学後)発
→青山剛昌ふるさと館(移動・見学)→18:30 JR米子駅着

★水木しげる記念館からの出発は「現地集合・各自で見学後」の時刻です。当ツアーには「水木しげる記念館の館内見学」は含まれません。

★参加には東武トップツアーズへの事前申込・入金が必要になります。近日申込開始の案内をいたしますので、詳細は申込開始案内をご確認ください(お問い合わせも、申込開始後に東武トップツアーズへお願いいたします)。

研究発表 一覧

2025年6月28日(土)米子市文化ホール

各研究発表会場の教室は当日変更の可能性があります。

第1会場 1階メインホール
  • [13:00-13:30]
    予備役大尉・野良犬黒吉の再出征は何時?─のらくろと「田河水包」の「昭和19年」
    永島 広紀(九州大学)
  • [13:40-14:10]
    昭和期児童漫画における冒険表現と社会的背景─『冒険ダン吉』の内容分析を中心とした一考察
    アディラ アブドゥワイリ(総合研究大学院大学)
  • [14:20-14:50]
    児童漫画家としての瀬尾太郎(光世)の活動について―1950年代における漫画とアニメーションの交錯
    萩原 由加里(帝京大学)
  • [15:00-15:30]
    さいとう・たかをの初期劇画と同時代の描画表現─1950年代の漫画・浮世絵系挿絵・絵物語
    松浦 昇(東京藝術大学大学院)
  • [15:40-16:10]
    ニセ鬼太郎と初期鬼太郎変遷史─竹内寛行再評価の試み
    縄 勝文(一般)
  • [16:20-16:50]
    水木しげるによる戦争マンガのナラティブとその変容─水木しげるが戦争体験を語るまで
    坂本 茜(水木しげる記念館)
第2会場 1階イベントホール
  • [13:00-13:30]
    BLにみるライフキャリアの表象─ライフコースと発達課題の視点
    井島 由佳(大東文化大学)
  • [13:40-14:10]
    「棄てられた」人々の表象(ブラジル移民、「勝ち組」「負け組」、中高年女性労働者)─『その女、ジルバ』について
    植田 タイス マリエ(筑波大学)
  • [14:20-14:50]
    少女マンガにおける老いの表象─1980~90年代の作品を中心に
    杉山 直子(日本女子大学)
  • [15:00-15:30]
    フィクションを照らし出すエッセイ─大島弓子のマンガ実践における反照性の役割
    石岡 良治(早稲田大学)
  • [15:40-16:10]
    志村貴子『青い花』論─ゼロ年代〈百合〉表象と少女小説との交差
    郭 如梅(北海道大学大学院)
  • [16:20-16:50]
    世代を超えて読み継がれるための考察─松本かつぢ「?(なぞ)のクローバー」復刊を事例に
    川口 貴弘(宝塚大学)
第3会場 1階展示室
  • [13:00-13:30]
    同人制作物即売会の空間にかかわる調査手法の検討
    深川 和純(一般)
  • [13:40-14:10]
    「絵を描かない」マンガ制作経験の可能性─「球ちゃんマンガ」の試み
    伊藤 剛(東京工芸大学)
  • [14:20-14:50]
    鑑賞から体験へ。マンガ表現を用いた展示方法の可能性。─京都精華大学キャラクターデザインコースの卒業制作展指導を事例に
    小川 剛(京都精華大学)
  • [15:00-15:30]
    子ども向け自己啓発系学習マンガの〈学び〉とは
    山中 千恵(京都産業大学)
  • [15:40-16:10]
    マンガを用いた日本語学習の可能性
    ○江澤 実紀(東京外国語大学大学院)、早野 慎吾(都留文科大学大学院)、かまた きみこ(マンガ家)
  • [16:20-16:50]
    マンガを活用した伝統文化教育の教材作成 ─『KATANA』を例として
    ○早野 慎吾(都留文科大学大学院)、かまた きみこ(マンガ家)
第4会場 2階研修室1
  • [13:00-13:30]
    マンガリズム─マンガのコマワリ効果の可視化手法の提案
    迎山 和司(公立はこだて未来大学)
  • [13:40-14:10]
    視覚障害者向けマンガ音読支援システムの構築 ─ノンプログラマによるAI技術の応用と実践
    新井 浩(金城大学短期大学部)
  • [14:20-14:50]
    生成AIは少女マンガの三角関係の恋愛を評価できる─生成AIが作成した恋愛進展チェックシートを用いる恋愛進展の評価
    ○岡崎 秀晃(湘南工科大学)、武部 未慧(湘南工科大学)、大隅 仁美(湘南工科大学)
  • [15:00-15:30]
    マンガの語り方の変遷─マンガにおける文字表現の分析
    松下 茉由(学習院大学大学院)
  • [15:40-16:10]
    ストーリーマンガにおける文字と絵の関係性についての研究─描き文字の生み出す時間効果の考察
    馬 敏慧(神戸芸術工科大学大学院)
  • [16:20-16:50]
    デジタル漫画の表現における解放された奥行き次元
    杜 若飛(京都工芸繊維大学大学院)
第5会場 2階研修室2
  • [13:00-13:30]
    馬がうまいとはどういうことか─19世紀後半における馬の表象と風刺画家カラン・ダッシュ
    石野 慶一郎(東京大学大学院)
  • [13:40-14:10]
    アンドレ・フランカンとモブシーン─「詰め込まれた」コマの魅力
    太田 未々(早稲田大学大学院)
  • [14:20-14:50]
    批判から出版界の中枢へ─フランスにおける日本のマンガへの批判的言説とフランス出版社の対応
    豊永 真美(昭和女子大学)
  • [15:00-15:30]
    風刺漫画における第三者による「間に合わせ」と当事者性のありかへの一考─近代化過程のトルコの場合及び現代の例から見る描く側と描かれる側
    横田 𠮷昭(FECO(世界漫画家連盟))
  • [15:40-16:10]
    1990年代台湾における日本漫画文化研究の展開と影響
    川田 健(慶應義塾大学)
  • [16:20-16:50]
    初掲載時の誌面において三国志マンガはどう紹介されたか
    清岡 美津夫(NPO三国志フォーラム)

シンポジウム「ミステリアスTOTTORI」

2025年6月29日(日)
11:00~13:00(第1部)/14:00~16:00(第2部)

多くのマンガ家を輩出してきた「まんが王国」鳥取県において、水木しげると青山剛昌は、いずれも県内に記念館が設置されるなど、彼らの生み出したマンガやキャラクターが地域振興に大きく貢献してきました。またマンガジャンルにおいても、水木しげるは「妖怪」、青山剛昌は「ミステリ」という領域を牽引する大家として広く認知されています。本シンポジウムでは、水木しげる以前/以後の妖怪イメージの受容と変遷、ならびに『名探偵コナン』をはじめとするマンガにおけるミステリ表現の2つのテーマをもとに、語り合います。

10:30~11:00 参加受付
11:00~13:00 第1部「マンガと妖怪」

森野 達弥(マンガ家)
石岡 良治(早稲田大学文化構想学部 准教授)
式水 下流(妖怪アナリスト)
雑賀 忠宏(開志専門職大学アニメ・マンガ学部 准教授/司会)

14:00~16:00 第2部「マンガとミステリ」

阿部 ゆたか(マンガ家)
喜国 雅彦(マンガ家・雑文家)
久保 雅一(映像プロデューサー)
北原 尚彦(作家・ホームズ研究家)
すがや みつる(マンガ家/司会)

会場アクセス

◆28・29日会場:米子市文化ホール

JR米子駅徒歩2分

・米子鬼太郎空港からJR米子駅までシャトルバス約25分

・各地からJR岡山駅まで新幹線、JR岡山駅からJR米子駅まで特急「やくも」で約2時間15分

・JR境港駅(水木しげる記念館)から約50分

※車での来訪は「米子コンベンションセンター(ビッグシップ)駐車場」「米子駅前立体駐車場(イオン米子駅前店)」をご利用ください。

 

◆28日懇親会会場:ANAクラウンプラザホテル米子

米子市文化ホールから徒歩10分

 

大会についてのお問い合わせ

日本マンガ学会事務局

〒860-8555
熊本県熊本市中央区黒髪2-40-1
熊本大学文学部附属 国際マンガ学教育研究センター内

mangagakkai(アットマーク)gmail.com

FAX 050-3488-4082

カテゴリー: 大会