九州マンガ交流部会 第54回例会


日本マンガ学会 九州マンガ交流部会 第54回例会

九州マンガ交流部会の第54回例会を下記の通り開催いたします。

10月21日(日)14:00〜17:30 (終了は予定時刻)
場所: 九州大学大橋キャンパス 511教室

当日、ご案内の掲示などいたしますが、会場はこれまでの教室と異なります。
ご注意下さい。また終了後、懇親会を予定しておりますので、ご都合の
付く方はご参加ください。
よろしくお願いいたします。

◎ 池澤明子(西南学院大学留学生別科)
日本事情教育における4コママンガの利用
ーー短期留学生を対象とする実践からーー
(発表要旨)
横山隆一はマンガを「省略された技法」による「画で見せる文明批評」である
と述べている。特に、4コママンガはその特徴を極限まで追究した形式である。
また、マンガ自体が社会現象であり、社会の実例として扱える。さらに、
マンガは解釈が読者に委ねられており、読む体験自体がコミュニケーションと
思索の契機となる。4コママンガは、形式・テーマ・実例・体験の観点から、
日本事情と多文化コミュニケーション教育の目的および課題に応える教材となり得る。

◎ 坂口将史(九州大学芸術工学研究院博士後期課程)
キャッチコピーを用いた『なかよし』の分析(1985年~1999年)
(発表要旨)
本発表では、月刊少女マンガ雑誌『なかよし』に掲載されたマンガ作品に
どのようなキャッチコピーが付けられたのかを分析することにより、少女マンガ雑誌の
編集者が読者である女子児童に対して、マンガを通してどのようなメッセージを
発していたのかを明らかにする。

米村典子
九州大学芸術工学研究院

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