著作権部会の知らせ


1,日時 2015年(平成27年)5月14日(木曜日)午後6時から9時まで。

2,場所 日本弁理士会館(千代田区霞が関3丁目4番2号・電話03-3581-1211 )

3,講師と演題
(1)円谷英明   「祖父円谷英二、父円谷一のこと」   18時から18時30汾
質疑 10分。
(2)
円谷英明,牛木理一ほか「ウルトラマンの権利についてー海外利用権など」
18時40分から19時40分。質疑20分。

ア,円谷英二の出身地は、福島空港の近辺の福島県須賀川市の出身である。
もし、福島空港の名称を「ウルトラマン空港」あるいは、「福島ウルトラマン空港」  という名称にしたい、というとき、ウルトラマンの著作権をもつ(株)円谷プロダクシ  ョンのみの承諾をとればよいのか。 円谷英二の子孫の承諾もとるべきか。必要とし  て、子、孫の1人でもよいのか。
イ、ウルトラマンの母といった、新たなキャラクターを円谷プロが作り、新たな物語を
テレビ、映画で放映することは、自由か。円谷英二の子孫の承諾が必要でないか。
ウ,ユーエム社が、ウルトラマンの海外利用権をもつが、海外で、ウルトラマンのグッズ を販売するため、日本で、製造し、海外に送るのはかまわないのか。材料を日本で調達 し、海外で組み立てるのは、どうか。すべて当該外国で調達すべきか。 何れの場合も、 日本で裁判があり、日本の判決がでれば、その判決は、外国で尊重されるのか。

(3)大家重夫「最近の中国の政治事情」      20時から20時30分。あと質疑。
2009年中国の前国務院総理温家宝は、「孫がウルトラマンの番組を見過ぎて困る」と語った。温家宝は、「アニメ大国」宣言をし、国産アニメ産業振興策を行った(近藤大介「日中『再』逆転」323頁)、2012年5月、江沢民氏長男江綿恒氏がハリウッドのスタジオ会社と上海にアニメ新会社を設立した(鳥居民「現代中国を読み解く」147頁)。
中国の大学にアニメ学部が多くできた。中国では、すべて政治と関係する。参加者と情報交換をしたい。

4,資料代・部屋代      1,000円
5,出席予約     氏名連絡先 を明記し、下記のアドレスへ連絡のこと。下記書籍希望者は、その旨、明記のこと。定員70名に達し次第、締め切ります。        nmg.copyright.ultraman@gmail.com

当日、上松盛明・大家重夫「ウルトラマンと著作権」(青山社)第2版(初版から10頁増)を希望者には、4,000円で販売します。初版と内容は同じ、データを附加した。

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