関西交流部会 第77回例会


日本マンガ学会関西交流部会の第77回例会を下記の要領で開催いたします。
マンガおよびマンガ研究に関心をもつ方ならどなたでもご参加いただけます。
マンガ研究に関心をもつ関西在住の皆さんの交流にご活用いただければ幸いです。

■日時:
2012年9月22日(土) 午後2時~午後5時

■場所:
中華料理店「匯源楼」(かいげんろう)/tel 06-6375-1455
(大阪市北区豊崎4丁目3-1-1F-A)
※地下鉄御堂筋線「中津」駅1番出口を出てすぐ左へ折れ、
  右手にRAMADAホテル(旧東洋ホテル)を見ながら
  東へまっすぐ250m、新御堂を越えてすぐ赤い提灯が目印。
  ランチタイムが終わると表の入り口が閉まりますので、
  その場合はお店の真裏に回って裏口からお入りください。
  (「カラオケスタジオ」の張り紙が目印です)
 Googleマップへのリンク

■概要:
・報告「ファンコミュニティの研究」
報告者:アルバロ・エルナンデス氏(神戸大学大学院人文学研究科 博士課程後期)
コメンテーター:石川優氏(大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター ドクター研究員)

・報告者による報告内容紹介
この発表では主に欧米のファン理論をベースにして、自分が行っている「アニメのファンコミュニティ」の研究を紹介します。話の内容は主に理論的なものですが、できるだけメキシコと日本から具体的な例を取り上げます。
話の内容ですが、次のようなテーマに触れる予定です。
1)ファンとファンダムの定義
ここでは、どのようにファンダムはファンによって構成されているコミュニティとして扱う事ができるのか、という論点にアプローチします。具体的には、ファンダムにおける次の論点を取り上げます。a)ファンにおける消費と感情性、b)ファンの生産性と奪用過程、c)ファンの制度とファンコミュニティ。
2)text(アニメ)の分析
ファンの消費と生産力は消費されるtextの特徴と関連しています。ここでは、そのtext(アニメ)の定義と幾つかの理論的な問題を紹介してから、textの美的特徴と物語的な特徴に分けて、それぞれにアプローチします。また、どのようにtextの特徴はファンの消費、感情性、生産性、またコミュニティの側面とつながるのかという問題にも入ります。
具体的な例として、同人誌の創作とコスプレを中心的に扱います。

■参加資格:なし(マンガ学会会員以外の方も歓迎いたします)
■参加申込:不要
■参加費:なし

★懇親会:例会終了後、同会場で簡単な懇親会(会費制・学割あり)を行います。

=例会に関するお問い合せ=
雑賀 忠宏
E-mail xika31@yahoo.co.jp

カテゴリー: 関西交流部会