『街場のマンガ論』


内田樹
小学館
2014年2月11日発行
定価:619円
ISBN978-4-09-406021-8

[目次]
まえがき

第一章 井上雄彦論
井上雄彦の天才性について
天才バカボンド
『バカボンド』一気読み
「にょろにょろ」の教育的機能
井上雄彦さんの仕事場を訪ねる

第二章 マンガと日本語
日本語って変かも
ショコラ・リパブリック言語論
擬態語について
ベストセラータイトルの音韻について

第三章 少女マンガ論
少女マンガリテラシーと元少女おじさん
少女マンガの記号論
女は「三界」を遍歴する

第四章 オタク論・ボーイズラブ論
ノン・コレクター
SFから「オタク」へ
ボーイズラブとエロス
反米ナショナリズムとしての少年愛マンガ

第五章 宮崎駿論
足元を見よ
『千と千尋の神隠し』
『ハウルの動く城』の厚み
老いの手柄
「空飛ぶ少女」のために
『風立ちぬ』

第六章 マンガ断想
アメコミに見るアメリカのセルフイメージ
大学マンガを読む
『スピリッツ』療法
コピーライトについて
「プロの物書き」にちょっと駁す
パイレーツ・オブ・チャイナ
ジュンク堂と沈黙交易
『エースをねらえ!』に学ぶ
『エースをねらえ!』にさらに学ぶ
非実在有害図書について

第七章 戦後漫画家論
戦後漫画は手塚治虫から始まった 対談・内田樹 養老孟司(司会・菊地史彦)

あとがき
文庫版のための「あとがき的ボーナストラック」―『ONE PIECE』と『進撃の巨人』

本書に登場する作家名一覧
本書に登場する作品名一覧

解説 マンガへの「愛と敬意」について 高橋源一郎

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