『白土三平論』


四方田犬彦
筑摩書房
2013年9月10日発行
定価:1000円
ISBN978-4-480-43099-1
ちくま文庫
2004年2月に作品社より刊行された単行本に、加筆訂正。

[目次]
はじめに

I 漫画家になるまで
1 父 岡本唐貴
2 紙芝居の兄弟

II 初期の貸本漫画
1 漫画家になる
2 最初の長編
3 太郎と苔丸
4 顔と分身
5 戦争の痕跡

III 『忍者武芸帳』
1 執筆まで
2 伏影城の没落
3 蜂起の歴史哲学
4 影一族の出自
5 叙事詩の終焉

IV 六〇年代前半の長編
1 貸本漫画家ら少年誌へ
2 真田忍群
3 動物に育てられた少年
4 『シートン動物記l
5 二人の少年忍者

V 六〇年代前半の短編
1 民話と百姓
2 忍法の三活
3 剣士流謫
4 不老長生のアイロニー
5 現代の禁忌

VI 『カムイ伝』
1 最大の長編
2 三人の少年
3 日置の大秘事
4 一揆と逃散
5 闘争の末路
6 『カムイ伝』の意味

VII 『神話伝説』と『女星』
1 歴史から神話へ
2 権力の誕生
3 異類婚姻と供犠
4 海と女星

VIII カムイのその後
1 逃走の系譜
2 風のカムイ
3 再開された叙事詩

IX 白土三平の食物誌

X 結論

白土三平年譜
文庫版のために 白土三平先生との一夜

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